デジマのスキマ
デジタルマーケティング(デジマ)はD2C戦略の主軸です。しかし、多くのECで、デジマだけでは解決できない「大きな機会損失」が放置されたままになっています。もし御社がこんな課題に直面しているのなら、早めの対策が賢明です。
成長速度のスキマ
集客はデジマ広告やSNSが中心。経費は調整できるものの、来店客が少ないと成長が遅くなる。
継続売上のスキマ
CRM、LTV、オムニチャネル…、 継続利用は増やしたいが、既存客のフォローは今もメールだけ。
収益力のスキマ
ネット広告での集客が中心だと、広告費が固定化し、ROI(投資に対するリターン)が低いまま。
継続売上比率が低いEC
O2O、OMO、オムニチャネル――複数チャネルを活用するマーケティングは、今や業界の常識となっています。オフライン通販企業はECや対面販売へ、店頭販売企業はECへと販路を広げています。しかし、EC企業の多くはオフライン販路を活用せず、メール中心のCRMに依存しているのが現状です。
一斉配信メールの限界
顧客の購買力や利用意欲には大きな違いがあります。それにもかかわらず、一斉配信メールのような「すべての顧客に同じ施策」をしていたら、十分な成果は得られないでしょう。
● 購買意欲の高い顧客へのアプローチが不十分
● 購買頻度の低い顧客への過剰な訴求
● メッセージが顧客の心に響かない
こうした状況が延々と続いていることが、EC専業事業者の継続売上が伸び悩む要因の一つだと考えられます。
呪縛から抜け出す動き
馬力があるから乗りこなす
DMは、メールでは届かない顧客にリーチでき、使い方さえ間違えなければ、きわめて効率的なCRM手段です。
オンラインとオフラインを組み合わせた顧客体験の最適化が進む中、メールとDMのハイブリッド戦略が継続売上改善の鍵になる可能性があります。顧客データを活用したパーソナライズ施策や、チャネル横断のコミュニケーション設計が、今後ますます重要になるでしょう。
EC巧者が注目する「DM活用」
カタログ通販企業では、初期投資のリスクよりもリターンが大きいことから、DMを継続的に活用しています。DMの評価は、この「リターンとリスクの捉え方」によって大きく変わります。初期の投資コストだけで判断するのではなく、顧客との接点強化や継続売上への影響を含めた総合的な視点が求められています。
残念なDMの事例
投資を回収できなかった事例があります。このような失敗は、「誰に送るのか」の重要性を示しています。
成功したDMの事例
計画通りの反響を獲得した成功事例もあります。成功の鍵は「ターゲットの特定と訴求内容の整合性」にあります。
DMを効果的に使うには
ダイレクトメールは、事前に投資回収リスクをしっかりヘッジすれば非常に効果的な施策です。しかし、安易な拡大はリスクを伴います。成功の鍵は、収益が期待できるターゲットを見極め、見込みの低い顧客を除外することにあります。
カタログ通販は過剰なカタログ発行が衰退要因とされています。
オフライン施策は、「必要な時に、必要な分だけ」が賢明です。
反響の大きいオフライン施策は、成果とリスクが表裏一体です。
DMの成否はターゲット選定次第といっても過言ではありません。
カタログ通販の衰退は、過剰なカタログ発行が一因とされています。オフライン施策は、「必要な時に、必要な分だけ」が賢明です。
反響の大きいオフライン施策は、成果とリスクが表裏一体です。DMの成否はターゲット選定で決まるといっても過言ではありません。
RFM分析の限界
RFM分析は、顧客の優劣を識別するために、"R・F・M"の各要素で設定する加点ルールと、各要素の配点比率に基づいて合計値を算出する手法です。要領が分かればすぐに着手できる便利な分析ですが、この合計値は、設定ルール次第で大きく変わってしまいます。しかし、問題はそれだけではありません。
ターゲットの特定制度
配点比重の高い「R:最新購買日」と「F:購買頻度」の2項目だけを使った上の図で、RFM分析の精度を確認してみましょう。
「R6・F3」という条件を指定すると、分析結果として上の4名のお客さまが抽出されますが、これは間違いです。この精度でDMを効率よく使うことはできません。
コミュニケーションの断絶
RFM分析では、分析のたびにお客さまの評価(ランク)が変わります。そのため訴求も都度変わってしまいます。
「お得意さま」と言ったり言わなかったり。こうした一貫性のないコミュニケーションは顧客ロイヤルティを低下させ、購入意欲を減衰させてしまいます。
見方を変えると、RFM分析以外の方法でターゲティングの精度を改善すれば、DMを戦略的なツールとして活用する可能性が「まだまだ十分にある」と言えます。
デジマヘッジとは?
大切なお客様にだけ、戦略的にアプローチ
デジマヘッジは、EC企業が抱える最大の課題――継続売上の停滞を解決するために生まれたサービスです。多くのEC企業は、デジタルマーケティングに偏りがちです。しかし、メールだけでは反応しない顧客層が存在し、その取りこぼしがLTV(顧客生涯価値)の伸び悩みにつながっています。デジマヘッジは、ダイレクトメール(DM)を戦略的に活用し、継続売上とLTVを拡大する戦術を提供します。
サービス① ターゲットの特定
DMの効果はターゲット選定で決まります。
デジマヘッジは、購買データをRFM分析とは異なる手法で解析し、最大の成果が期待できる顧客と訴求すべき商品を導き出します。無駄なコストを徹底的に排除して投資回収リスクも抑えます。
サービス② DMの実行(オプション)
「DMは初めて」という企業でも安心。
当社が(多くの実績を有するクリエイティブハウスと共に)DM施策の制作から発送までををワンストップで実行します。尚、DM施策の実行はオプションなので、切り離したご利用も可能です。
ターゲットを特定するデータ分析の利用だけ、DM施策の実行だけ、両方セットで最大効果を追求、このように必要なサービスだけでも利用できます。継続売上を伸ばし、LTVを引き上げる一歩を踏み出しませんか?
的確なターゲティング
リスクを抑えて継続売上を引き上げるには、お客様の購買力を正しく識別し、買ってくれるお客さまにだけアプローチすることがポイントです。目指すゴールは、継続売上を引き上げること。デジマヘッジは、6ヶ月先を予測して顧客の購買力を識別することで、最少リスクで最大の成果創出を狙います。
データを多角的に分析することで、お客様が今後6ヶ月間にどれくらい継続してサービスを利用するかを予測できます。分析結果をもとにグループ化すると、下表のような顧客セグメントが得られます。
(横軸は識別したグループの略称です)
同じデータからお客様が今後6ヶ月間に合計でどれくらい購入するかも予測できます。これを前述の継続利用率のセグメントと組み合わせることで、6ヶ月先を予測する顧客セグメントを導き出します。
(横軸は継続率の識別グループと同一です)
実行オプション
デジマヘッジによるダイレクトメールの制作・印刷・発送はオプションです。御社が同梱物の制作等でお取引のある会社様に製作・印刷・発送依頼することも可能です。
御社と当社は、最少リスクで最大の成果を目指す同じゴールを目指します。デジマヘッジは、オプションを選択しない場合でも、ダイレクトメールの企画サポート(助言や提言)を無料で承ります。共に最善のゴールを目指しましょう。
【制作・印刷・発送料金】
分析後のターゲット選定、想定シミュレーションを行い、御社に成果物を納品する際に、お見積書をご提出します。お見積り後に、「オプションを選択しない」に変更も可能です。
【DMの発送について】
当社は御社から個人情報をお預かりしませんので、お見積りの際に起用する代行業者を明記します。但し、当社起用の発送代行業者は、Pマークを取得し、官公庁との取引実績がある事業者ですのでご安心ください。
【DMの手配について】
デジマヘッジのターゲットデータと想定シミュレーションを利用し、御社でDMの制作・印刷・発送を手配してください。企画段階での助言・提言を無料で承ります。
納品ドキュメントとデータ
デジマヘッジは、次の成果物を納品致します。
● 分析結果ドキュメント(PDF形式)
● 想定成果シミュレーション(PDF形式)
● ターゲット特定資料(PDF形式)
● ターゲット顧客番号(CSV形式)
● 説明会(対面 or オンライン形式)
● DM制作に関する助言・提言(無料)
ご利用の手順
利用料金
前年度1年間の合計受注額に応じた料金設定となっています。ご不明な点があればお気軽にお問い合わせください。
| 御社の前年度受注金額 | ご利用料金(税別) |
| ~ 50億円までの料金 | ¥280,000 |
| ~ 100億円までの料金 | ¥480,000 |
| 100億円 以上の料金 | 個別見積 |
前年の受注金額について
受注金額は、配送料を除いた金額(注文キャンセルは含む)で算出致します。注文キャンセル実績も、顧客の購買力を分析する際に使用するためです。
補足事項
● 本料金にはお預かりするデータのマッピング料金が含まれています。但し、分析データの加工(結合や切り出し等)は別途お見積となリます。
● 説明会は、分析担当を含む2名が伺い、十分な質疑応答時間を設けます。尚、説明会の開催地が首都圏以外の場合は、往訪実費を別途ご負担いただきます。
